新社会人にとっての奨学金

お金豊かな暮らしのためにマネー教室や各種セミナーなどを行っているライフコンジェルジュ協会のFP安永です。

アメリカのニュースですごい!と思ったニュースがありました。その記事がこちらです。

https://www.bbc.com/japanese/48331546

アメリカの大富豪が、卒業式で卒業生400人分の奨学金を肩代わりしてあげようと申し出たというものでした。少なくても日本円にして11億円以上になるというものでした。

私が、某専門学校において担任をしていた時から、奨学金を安易に受ける学生や保護者を見ていて希望を胸に社会人として飛び立とうとしている若者の大きな足かせになってしまうのではと懸念しておりました。

毎月毎月、長期にわたってお給料の中から返済をしていくというのは、最初から資産形成のうえでマイナスから始めることになってしまい、大きな負担を抱えることになります。

でも、奨学金によって学びたいことを学ぶ機会を手にすることができるという点では、奨学金は貴重な資金源となります。教育は一生の財産ですから、その機会を逃してはもったいないのは事実です。

ですから、奨学金を受ける際は、天から降ってくるのではなく、そのあとの返済のことを考えて「いったい自分は、いくらの金額をどれだけの期間返済しなくてはならないのか」ということをしっかり考え無理がないようにプランニングすることは、大事なことなのです。

ライフコンシェルジュ協会では、ご縁むすびの機会も作っていますが、その中で、奨学金の返済が結婚への踏切を切ることができない原因になってしまった方もおられました。

奨学金は、交付型でない限りは、借金なのです。返すためには、長期にわたって使えるお金を制限されてしまいます。よく検討して利用することが大切です。親御さんも一緒になってお子さんたちの将来の負担とならないよう考えてあげてください。

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