出産で夫婦仲がぎくしゃく

福岡の夫婦問題カウンセリングルームを運営しているライフコンシェルジュ協会の理事の安永です。

昔から、子はかすがいとよく言われます。妊娠を知った時から喜びがはじまります。数か月を経てようやく二人の愛の結晶として腕に抱くことができる赤ちゃん。見ているだけでも可愛くてたまりませんよね。おなかの中にいるときは、夫も妻の大変さが目に見えるので、いたわりもひとしおですが、生まれてもう一人家族が増えるといろいろと夫婦仲に影響してくるのも事実です。今日は、夫婦関係に影響する出産に関することを書いてみました。

赤ちゃんを理由にしない

父親は、母親と違い親になった自覚を持ちにくい存在です。男性にも個人差があって、赤ちゃんを特別な存在として理解を示す人もありますが、妻が世話を焼く対象が一人増えたという認識になってしまう男性もいるようです。

妻が、「私一人が大変」という気持ちになりがちなのが後者のタイプの夫だった場合です。夫の子育て参加が少ないと、ますます、妻は子育てに手を取られ、夫の世話がおろそかになり、夫も妻も不満の温床となってしまいます。

人間の子供は、動物の中でも一番未熟のまま生まれてきます。自分から乳を探しにいくこともできず、保温の機能も未熟で、何一つ自分ではできない特別な存在であることを、理解する必要があります。理解してもらう手段として、スキンシップも兼ねて父親にどんどん、赤ちゃんを抱っこしてもらいましょう。

赤ちゃんを抱いている母親のそばに寄っていくのは照れ臭いお父さんも、赤ちゃんを抱っこしている父親のそばにお母さんが寄り添うのは抵抗がないでしょうから、是非、お勧めです。そうすることで、コミュニケーション不足が解消でき、夫婦の距離もかなり近くなり、自然に子育て参加を促すこともできます。

お部屋をきれいにしましょう

赤ちゃんがいるからとお部屋を散らかしたままにしないようにすると、自分も気持ちよく、子育てを負担に感じない秘訣です。。出産前から心がけて、片づける癖をつけておくとよいですね。第一生まれたばかりの赤ちゃんが散らかすわけもないのですから、散らかしているのは、お母さんです。運動不足になりがちで、産後太りを解消するためにもこまめに動いて、「元あった場所に戻す」を心がけると苦になりません。お仕事から帰ってきて、ゴチャっと散らかったお部屋では、うんざりしてしまう旦那様の気持ちも考えてあげてくださいね。